― 六年前の春>>483 ―おう、トール。いるか?[ノックもそこそこに部屋のドアを開ける。友におう。と、笑って挨拶をして、これまた当然のような顔で部屋に上がりこんだ]相変わらずこの部屋、いい匂いするよなあ。[笑顔でリエヴルを眺めやる。こうすると大抵、匂いの元の紅茶が出てきた]うん、やっぱ美味いわ。あ、これ土産ね。[購買特製の美味しいクッキーを茶菓子に差し出す]