― 出撃前に ―
[徹夜が免除になった故、余裕ができた。
その為、夜の拠点を、魔力感知器を持ってうろつく]
ここの波長域を絞ってやると、やはり魔石の周波数にあうのだな。
[その魔力感知器には、>>480 先ほどの成果が組み込まれていた。
ただし、先ほどは帝国の通信を傍受する為の波長を探していたが、今度はそれ以外の波長を探している。
何のことはない――自分たちが帝国の通信を傍受しているのと同様、公国の通信が傍受されるかもしれない。
その為に先手を打って、通信にノイズを意図的に入れられないか、自然界にあるノイズの元を探しているのだが――]