― 回想・談話室 ―
役場の資料なら、……地下に、あります。
[どうやら司書としての自分の力が必要とされている模様。>>530
ヴァルターからの問いかけに、記憶を辿りつつゆっくりと答える]
でも、人狼騒動に役に立つ資料があるかどうか……。
[そもそも地下書庫は、子供の時分には薄気味悪いと近付かず、
祖父の死後も月に一度足を踏み入れればいい程度の扱いだ。
だいぶ記憶に抜けがある。
とはいえ、ちょうど先程図書館に戻りたくなったばかりだ。
はっきりと、ヴァルターに向けて頷いてみせた]
分かりました。後に持っていきます。
……お気遣いなく。一人でも大丈夫ですよ。
― 回想・了 ―