― 司令塔 ―[ふと、一つの伝声管から声が聞こえた。確かあれは甲板に出る出口に設置されていた伝声管からだ。]こちら司令塔、副長だ。航海長、何かあったか?うん…うん…大型の輸送船を双眼鏡で発見した?よし、わかった、そちらの船への移乗準備をしてくれ。[同室者に向き直る]輸送船が近くに来ているらしい。甲板では移乗準備を始めさせたところだ。