……おお…。[ディークは別段、甘党というわけではない。けれど常人並みに甘いものを美味しいと思う味覚は有していたし、それよりも何よりも、このケーキは見るからに美味しそうだったから]これはすごいな。[素直な感嘆の言葉が零れる。見ればカレルが、早速ケーキの傍に駆け寄っていた>>509そのすぐ傍に歩み寄り、感心を隠すことない視線をケーキとその製作者へと向けるのだが]