― 回想/黄砂の村 ―
[その後、今度は自分が水を替えてこようと水場に向かい、途中でイルマ>>292と出会った]
私もいいんですか?
あ、お母さんがつけてたのにちょっと似てるかも。
[長く出かける時には、母はよく飾り気の無いピンクゴールドの輪でスカーフを留めて出かけていた。それが「わざと特徴をつけて印象を散らすもの」だったとは知らないが、若い頃からの習慣だったという話を聞いたことはあった。
ネクタイを結び直し、その途中で通してみる。身体以上に心を守ってくれる鎧がそこにあると感じられた]
ありがとうございます、イルマさん。