[お坊さん曰く、離れられない原因は何らかの呪詛を受けているからとのこと。自分たちと同じ五行を宿す場所に行って加護を授かればいいと教えてくれた上に、自分と駒王の属性まで丁寧に教えてくれたあと、静かに去っていく。それを見送ってから、窓に近づいた。] さっきのひと、駒王のこと見えてたね。 ……というか、何者……?[窓の向こうには既に人影などない。ちなみにここは三階で、もちろん外にベランダはついていなかった。]