― 学校跡地・救護室 ―[揺れていた瞳が、ゆるやかではあったが、焦点を合わせてゆき。少しずつウェルシュが”戻ってくる”のを感じ、ふ、と小さく息を吐いた。担いでも?と尋ねると、彼は首を振った] では肩をお貸しましょう。 ただ、申し上げておきますが。意識を落としたら、担ぎますからね。 ご了承を。[>>494状況を問うと、外へ、と言う。ここではできない話なのだろう。黙って頷き、肩を貸した]