― 川辺・北側 ―…、流石にそこまでは、か。[内心少しほっとしたことがある。渡河を警戒し、川自体に罠を仕掛けられることだ。とはいえ公国側とて無警戒ではないのだし、そんな動きがあれば当然連絡もされようものだが]───見物がついてるってのも、な。[既に渡りきった半数は、周囲の警戒に当たっている。その警備を受け、また半数が川を渡った]