[ディークは、しばしばそのでかい"落し物"に肩を貸し、
落し物の住処まで届けてくれていた。
日によって、放っておくこともあったし、
無理に届けられることもあった。
おそらく、時間があるかどうかと、置いといたら死ぬかどうか、あたりで
判断していたのだろう。
(………ぅ……。いつもすみませ……)
すみませんと思うなら、そこらで落ちてるなよ、と。
そんな突込みが入ったような気がする。
またやってしまったな、と思いながら、部屋まで戻り。
ヒンメルがディークに礼を言っているのをおぼろげに耳にする。
多方面にごめんなさい。本当に]