― 回想・宿屋/談話室 ―
知ってるよ。
雰囲気クールビューティーなおねえさんのくせに、
言うことなすこと可愛い、けど、ちょっと怖い女の人。
[主人公が遊びに来てくれなくて、聖霊さん、おかんむり。
悲しみの雪嵐を降らせたあげく、身体を張って様子を見に来た主人公に言うのだ。
「あなたも雪になってしまえばいいのに」――と]
でもお話に出てきてないだけで、
男の聖霊もいるんじゃないかって―――
[なんて言ってる間にペーターは言葉を止め、
なぜかリーザの方を向いていた。>>481
まずはお話からだよなあ、なんて場違いな思考が浮かんだのは内緒である]
― 回想・了 ―