[やがて、銀色の繭のような人工睡眠装置の閉じられた蓋が開き。『人狼』と認定された3名以外の人々は、羽化する蝶が羽を広げるかの如く、ゆっくりと目覚めるだろう。眠ったままの『人狼』達の見る夢は赤い囁きか、かつての「人間」たちとの想い出か…。同時存在できる白い猫は、目覚める者の傍らにも、残される『人狼』達の繭の傍らにも、ふわりと、見守る様に漂い続ける**]・