― デ・モール火山方面へ ―[その後、クレメンス達と同じく馬上の人となり、道知る者の後を追う形で馬を進めた。カナンはクレメンスへと話しかけている>>531。その邪魔はしないように傍を歩むに留め、シメオン自身は周囲の警戒に回った。時折、赤い瞳はサシャへも向く]……ヘイズナイト、アンタの主ってのはどんな奴だ?[名で呼ばぬのも警戒の証。スルジエと聞いてもその領主がどんな人物なのかは知る由も無い。分からなければ聞いてしまえと、どストレートに問いを投げた*]