[靴裏で擦った石畳、研究所の周囲は舗装され整えられている。打ち捨てられたようにも見えるが、彼女が何かを察すると言うことは、この白い箱もまだ、完全に死んだわけではないのだろう。>>531] さて、私と同じ気配は感じませんが。 ……ただ、粒子類は貴女の方が聡いのでなんとも言えません。[自身が意識を裂いて、察知する労を費やすのは彼女の光ばかり。興味の足りない無知を晒せば、ほんの少し、性質の悪い顔を晒し、恐いですか?と、妻に意地の悪い問いかけ。]