確かに、貴女に見せるオペレッタとはいきませんが。
――…そう、何より我が身を大事にするのですよ。
貴女は聊か、好奇心が強く、情に弱いのですから。
[予め言葉を回り込ませ、光精の中でも情緒豊かな妻に言いつける。
自身の力を暴として、具現化させることに何ら抵抗は無いが、
彼女の身に危険が及ぶならば別問題。>>498]
―――……聞く限り、実に不便そうですが……。
そう言えば、貴女方を信仰する一派もあるのでしたか。
良く分からない生き物ですね。
[妻は日差しの中に生まれた精霊。
同じく陽下に生まれ、賛歌を囀る儚く弱き存在にも好意的だ。
彼女の声に耳を傾けつつ、ふむ、と声をひとつ漏らし。>>527]