[きぃぃ、と上がった声が、意識を現実に引き戻す。肩の白猿は戦場の空気に興奮しているのかずっと落ち着きを欠いていたのだが。今、上がった声は、それとはまた違ったもの] どしたの、プルウィア!?[人ならぬ感覚が何か捉えたのか、と。そんな疑問を感じながら、視線を肩の真白へと向ける。僅かな刹那、周囲から逸れた意識は、自身に向けられる銃口>>531に気づくのを、僅かに遅らせた。*]