― 緑の聖殿 ―[退散するタイガ>>498に向ける視線は一度だけ。表情は硬いままだが、背の負傷によりやや憔悴したようにも見えるだろう。身を預けられる者《フェリクス》の存在がソマリの気を少し緩めていた]……人ではない。[フェリクスの疑問>>518に返すのは深く息を吐きながらの短い答え]如何とも形容しがたい、巨大で長大な虫だ。吹き荒ぶ嵐の中で、襲われた。[力及ばず撤退する羽目になったことを思い出し、忌々しげに言う]