人狼物語−薔薇の下国

263 修学旅行試験


朝雲 真理   ローズマリー

― 一年の冬 ―

[文化祭から月日が流れ、もうすぐバレンタインという頃。
クラスの中は、少し浮ついた空気が漂っていた。
女友達は誰にチョコをあげるとかいった話をしていて、
男子達もどことなく落ち着かない様子だった。]

(……みんな、いいなぁ……)

[特に誰かあげる相手がいる訳でもない。
ただ、父親にあげるのを兼ねて、
何か手作りで用意してみようとは思っているが。

……まだ、万里のことは、
わざと自分で意識しないようにしていた。]

(532) 2014/10/30(Thu) 02:01:29 (apricot)

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