……何もせず、蹂躙されるのはさすがに、な……![思案を巡らせる。こういう状況での戦闘経験は、リアルにはない。唯一、参考に出来そうなものと言えば、紅の相棒につき合わされたファンタジー物の対戦シミュレーションゲームくらいか]……何が何に響くかわからんが……。[防衛主体、迎撃。二つの要素から浮かぶのは、槍兵と弓兵。念に応じて現れるのは、銀鎧に紅のエンブレムをつけた兵の姿。……鎧のデザインに刹那、苦笑が浮かんだのは、まあ……多分、已む無し]