[幸い貨幣という文化はあり、一応なりとも稼ぐ手段はある。
真っ先に闘技場にきたのはそれを知る意味でもよいことだっただろう。
資金源があれば次は滞在する場所。そう進みたかったところだが
遠吠えほどなく、悲鳴が聞こえた。派手な破砕音に逃げるマーケットの住人。そしてその喧噪は徐々にこちらに近づいてくる]
はっ、騒々しいな
[狼の真似るようにこちらにかみつくような様子をみせるシュテルン>>521に近づき腰に手をまわして抱き上げると、軍馬に乗せて、手綱を渡し、自分も馬に乗るシュテルンの後ろ側飛び乗った。
馬上の上にでればよく見える。
マカイの民を散らし、マーケットを蹂躙しながら進む、この国の騎手の姿だ
呆気にとられる暇もなく、それが何を目指しているのかを察すれば行動は速い]
逃げるべきか、抜くべきか。なんともいえんな。ま、進路は任せる。
[どちらが正解かわからぬ以上は、道を選ぶことを委ねることで役割を分担し、自身は剣を抜いた]