[自分よりも小さな手が、自分のゆるく握られた手の甲に重ねられて>>520][小さく笑みを漏らす] だからね。 あんたに、おまじない。 口に出せない想いを、ちゃんと言えるように。[伏せていた掌をひっくり返し、開くと……そのまま、掌の中にあったものを、カタリナの手に握らせた。][カタリナが手を開いたなら、そこには、レジーナが身につけていた二つのイヤリングがあっただろう]