[サシャはどう反応し、また自分は何と答えただろうか。サシャの任務の邪魔をすべからず、そこから離れ、暫く広場の様子を伺っていると、後ろから聞き覚えのある声が自分の名を呼ぶ>>377。]ガートルートか。[声の方へと振り返れば見知った顔があった。彼が軍を辞めてからも、時々顔を見せに来てくれた。以前も何か用事があって訊ねてきてくれたようだったが、その頃は子供ができたことが嬉しかったからか、終始その話ばかりをしてしまった気がする。]