昴、ちゃんと帰ってきたのかな…。[目覚めてまず思うのは彼女の事。昨夜は食堂の雰囲気を窺いつつ、隙を見て荷物を奥まった廊下に移したから、割り当てられた部屋には戻っていない。狭い場所での転寝のような睡眠。だけど疲労は睡眠不足ではなく。] 何であの時…告白しちゃったんだろう…。[夜の浜辺。本当は、須藤くんへ昴の事をよろしくと。伝えるはずだったのに。]