−カレン東の平原・魔軍側右翼前線−
[>>435光が見えた。一筋の、強い光。自分とは違う人間であろうにその強い眼光はこちらまで届き、臆せず先陣を切り駆けてくる
その共である馬ですら身に纏うその光に吸い寄せられるように瞳がそちらに惹きつけられる]
面白いものみっけた!
[あぁ、久しぶりだ。楽しい、心が踊る。真っ直ぐこちらへ向かってくる男の瞳もこちらを捉えている。どうやら自分をたった一人で相手する気らしいと気づけば更に胸が高鳴った。]
へへっ、へあぁ…ふふふっ、ぁぁぁあああ
[歓喜から零れるは醜悪な笑い声。咆哮に近いそれはよっぽど周りの魔物より人外に映ったかもしれなかった。]