>>500ジル
俺が見てる世界と、お前が見てる世界は大きく違うだろう。
けどな、それが悪いこととは思わねえし、だからこそ面白いこともあるんだろうさ。
世界が違うから、こうして話してるのが楽しいんだからな
[互いの立つ世界は離れていても、「面白い」と感じる結論は同じ。その不可思議さに、けれど悪い気はしなくて]
…ああ、知ってるか?
光と影の間でも、こうして言葉を交わせるように
つないだ手から、温もりは伝えられるモンなんだぜ
[ジルの顔が思い詰めたように曇ると、手を伸ばして―――その髪に触れる。
ぽふぽふと、撫でて元気づけるように。
この温もりは少しは伝わるだろうか]