ゾフィヤ >>518
なるほどな。
たしかに海にはいろんな人の涙や哀しみも混じっているだろう。
まだ見ぬロマンを求めて大海原に漕ぎだした冒険者や、国の為に命を賭した軍人、様々な者が異なる理由で海へと旅立っていった。
中には志半ばで倒れた者達もいるだろう。
海は全部見ていて、悲しみも涙も優しく受け止めてくれている――俺はそう思う。
海で流れた涙もまた雲となり雨となって俺達の暮らしを支えてくれる。
悲しみや涙、悩みは一人で抱え込まず、皆で分け合えって海は言っているのかもな。
ゾフィヤ、俺は君のことをもっと知りたい。
お互い一部記憶がないみたいだしな。
似た者同士一緒に海を眺めながら、語り合おうじゃないか。