[ベリアンが困惑顔で○家一家惨殺事件の話に触れれば
穏やかに微笑んで、その黒絹をそっと撫でただろう]
私は、○家と関わりを持つ訳では無い。
ただ… 手配されている人物が
君に良く似た感じだったから、少しからかってみただけだ。
信用するさ、そして… 私は君の「味方」だと、断言しておこう。
[詰まりは王子の命、己が狙う事は無いだろうと。
この先永遠と続けられるかは解らぬ約定を。]
私はそろそろ、お暇しよう。
押し掛けて済まなかったな。
[呟きを耳にすれば、そのままベリアンの部屋を後にした]