― バルコニー ―
[使い魔の白と黒の蛇とともに桃を咀嚼する真祖。味わうものは目いっぱい味わう。何もかも無味乾燥なものしか抱けなくなっては生きている価値はない。]
あやつには今度褒美にブラッシングしてやるのもよいかもしれぬな。
[聞かれれば悪態>>470どころか新たな殺意を抱かれそうなことをひそかに思うではなく堂々と口にする。『格の違う存在となれ。』こちらが施した呪にこめた意志はそれだけ、己から行動を束縛したことはないが、立場に変化が生じてしまったのは...にとっては大きな問題ではないことであった]