――パーティ会場にて――
[トールの言葉>>518は、耳に甘く響く。
こうして、自分を誘ってくれていることも。
こうして、彼と共に踊り、彼の体温を直に感じることも。
どれも嬉しく、誇らしく――…そして、やっぱり恥ずかしかった。]
…………………………ん、
[腰にまわされた手に力が籠められれば、彼の肩口に顔を埋め、踊る。
時折顔を上げ、何か口にしようと唇を開くも。
すぐ傍でトールの顔を見つめてしまえば、何も言えず。
再び、顔の赤みを増して顔を隠すのだった。
――もっとも。
端から見ていれば、それは甘えるように寄り添っているようにしか見えないかもしれない。]