― 黄砂の村 ―ま、それが奴の良いところだ。[エーヴァルトの言葉に笑って、視線を赤と緑、両方へと一度転じる]───動けるようにしとけよ、ヴァンダーファルケ。心配ねぇとは思うが、皆が押し切られるようであれば、ここに居る俺らも動かなきゃならんからな。……勿論お前もな。[皆前線へと向かった状態でここに残るは後詰のようなもの。万一を口にしてエーヴァルトへと言い。紅い小鳥にも告げて、軽く曲げた人差し指の背で小鳥の喉元を軽く撫でてやった*]