[すれば、彼なりの気遣いなのか、場の緊張を解すように妻のことを訊ねられれば>>299、少しだけ口元を緩める。]そういえば、数ヶ月ぶりだったな。あの時のヤマノイモの礼もまだだったか。最初あれを見た時はあいつもびっくりしていたが、食べてみると美味かったとのことだ。…もう臨月に入っていてな。数日もすればいつ生まれてもおかしくはないと医者は言っていた。[どこか嬉しそうにそう語る。子供が生まれてくる時も、平和なままの世界であって欲しいと、続く演説を耳にしながら、切に願った。**]