………レジーナさん…。[どこか遠くを見る眼差しで呟くレジーナが、誰を想っているかは、痛いほど伝わってきて。優しかったオズの笑顔と、おおらかな言葉、大きな温かい手を思い出す。言葉は無理だし、自分の手は、比べるべくもない程小さいけれど…。レジーナの想いを邪魔せぬよう、静かに、そっと片方の掌を、その手に伸ばした]