― 帰還開始 ―
に゛ッ
むぐ……―――― 〜〜〜〜〜〜〜!!!!
[そうして猫が持ってきた紙を見ようとした直後。>>367
踏まれた足が痛い痛い痛い。貴様今すぐその足をどけろ今すぐにだとか反射だけで悪態をつきそうになったが、猫が慌てて前足をぎゅむっと口に当てた。なんとかちょっとだけで済んだ。
耐えろ俺耐えるんだ。
今ここで耐えねばそのまま逆さにして血を抜かれて綺麗に焼かれる。がんばれ俺、負けるな俺。
騎士団を一体何だと思っているのか分からない思考で何とか耐え忍び、足音が遠ざかるのを待った。
あいつ今度何処かであったら仕返ししてやると心に誓って。*]