[…は、厨房の片隅に置いてある光線銃を持って行くバッグに差し込んだ。唯一使える、使い慣れた自分の武器。ここに入ってから、少しでも戦力になるためにトレーニングと射撃練習は欠かしていない。他には救急セット、僅かながら非常用の食料を詰めてバッグを圧縮する。 最後に、御守りのスプーン型のペンダントに一度祈りのキスをし、胸につける。] (行ってくるよ、父さん、母さん。)