――――…あいにく。 甘いのは、顔だけという評判でな。[そう言って、笑いながらも。そういってそれまでどこか空虚だった琥珀色に確かな光を宿し、じっと蒼氷色を見つめ返した。] …………どんな立場に押し込められようとも。 俺は俺、だ。 責任から逃れることなんざ、ねーよ。[自分に言い聞かせるように、呟く。]