ゲホッゲホホッ……しかしとうとう一周目……
ん? なんだこれは?
[ポケットの中には『三星球』が、そして無我夢中で握り締めていたのはブランデーの瓶とドクロだった]
しゃれこうべだと……
ふ、この程度で動揺する私だと思うな。
[口元を歪めかかったあたりで何やら気付いた顔になる]
はっ!! そうか!
先ほどの助けはお前の仕業か!!
そうかそうか、私を失うのは天下の損失だと、名も無き亡者でもわかっていたのだな。
だからああして――
負傷兵「……どうやら元気そうだから、探索再開するか」
[浮上し、様子を見ていた負傷兵は再び作業に戻って行った]