[退院の日。 帰りたいと泣いていた女の子が、今は帰りたくないと泣いた。 「ずっといていいよ」 そんな言葉を少年は飲み込み、不器用に女の子の頬の涙を手で拭いながら、代わりにこう告げる。]いつだって遊びにおいでね。僕も、遊びに行くから。― 回想・了 ―