人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


独立解放軍副将 マーティン

 お前ら!
 全速前進ッ、とにかく前へ進めぇぇぇッ!

[マーティンが部下に下す指示は至極シンプルなものだった。
猪のように愚直に突進していく様は、単純だが、強い。
もし相手が計略をつかって貶めたとしても、そこから先はディーンやエドルファスが何とかしてくれる。
そんな信頼も、マーティンにはあった。]

 どるぅあああああああ!!!

[だからこそ、樋熊は真っ直ぐに敵将へと突進していった。
>>506 視界の先、長槍の切っ先が視界に入る。
突き出されるようにして立ち塞がる槍の塊は、まるで剣山のようだ。]

 小賢しいッ、
 ――――……盾ェ持ってる奴は防げっ!

 無ぇ奴は、俺の後ろに続けッ!

[しかし猛った樋熊が怯むことはない。
マーティンは盾は持ち合わせていない。
然し、その大斧がそのまま巨大な盾の代わりをしてくれる。
長い槍を携えた一陣に、その巨躯を突っ込ませた。]

(515) 2016/02/14(Sun) 21:56:54

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