人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 クレメンス

― オプティモ・遊撃隊 ―

[ 突然に降ってきた弓の雨に>>499、50騎の私兵団は、動きを乱す。数人は、落馬し、若しくは、馬に矢を受けて動けなくなったが、妨害は予想の範疇だったから、すぐに剣を抜き矢を打ち祓いながら、敵の位置を確かめようと馬首を返した ]

「隊長、あれ...」

[ 一人が、狼狽えたように、隊長を仰ぎ見る ]

「古の民だな、こりゃ不味い」

[ これが正規兵であれば、違ったろう。だが、クレメンスの私兵団は、特異だ。実を言えばここに居ない兵の中には、古の民の出身者までいる。
そして彼等は、軍としては有り得ない程の自由裁量を持たされていた ]

「逃げるぞ!」

[ 号令一下、落ちた仲間を拾い上げて、くるりと反転して元来た道を駆け戻っていく// ]

(514) 2015/03/16(Mon) 00:46:39

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