でも、ゼノに乗れなくなって、ゼノどうするんだ。[戻って来た馬の方を見る。主人を乗せ奮闘した馬を撫でてやりたかったが、肩を貸したままではそれも出来ない。馬は大丈夫とも悲しいとも問題ないとも取れるような声で鼻を震わせていた。]