[ソマリがグラスを呷り、サクランボの種を飛ばす。>>504そんな仕草だけでも、この上流社会においては珍しく。どこか、懐かしい気になってしまう。――――が。続く言葉>>505には、思わず目を瞬かせた。] …………7年の時の、期末試験、か……。[忘れるはずもない。あの、思い出深い春の日を。]