人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 クレメンス

― シュビト近郊 ―

では、行くか。

[ シメオンの同意を得れば、男は頷いて]

よろしく、ヘイズナイト。

[ 敬称をつけず姓を呼び捨てる口調は、男がそれに慣れた身分である事を彼女に知らせたろう ]

私のことは、そうだな、ご隠居とでも呼んでもらおうか。

[ 同行すると決めた時点で、実を言えば名乗ったところで問題はなくなっている。
サシャが、名を教える事の出来ぬ相手であると判断したなら、命を奪ってしまえばいいのだから。だが ]

「面白がってますね、頭領かしら

[ 呆れた口調で呟いた私兵の声に、男は愉しげな笑みを浮かべるだけで肯定の意に変えた ]

(511) 2015/03/09(Mon) 02:15:27

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