― 騎士団本部・私室 ―[物思いから立ち返らせたのは、軽いノックの音。 振り返った先にいた姿>>502と向けられた言葉に、零れ落ちたのはため息一つ] ……例によってというかなんというか。 返事を聞く前に開けるのは止めてくれるとありがたいんだが、な。[口調はぼやくようではある、が。 声音に訪問自体を厭う響きは、ない。*]