[カークとソマリ。彼らは果たしてどうだっただろう。今際の際に言葉交わすことはあっただろうか。あったのではないかと思う。だから彼は穏やかにいるのではなかろうか。知らず、知ることはなく憶測のみを重ねて死者に礼する]─────。[それ以上は口を閉ざし、やって来た部下へと向き直った。カーク・フォン・バウムガルテン中尉。彼の遺体は、他の兵らと同じく後方へ送られることになる。その胸元には蒼い石>>0:253が大切に、置かれたままであった*]