人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


上級将校 サシャ

( サシャに判らない事が、判る筈もないでしょうし。)

[ これら全てが運命や偶然だとすれば、スルジエの脚本家は最早神ででもあろうか。]

( 誰も、誰も見ても居ないし。気付いても居ない。その癖、何かのついでにように奪っていく。命を。全てを。)

[ 己の命令で、人が死ぬ。殺すのではなくて、死ぬ。それが偉い人。
 セルビアの主として産まれたかの人はきっと、それが嫌だったのだろう。嫌で嫌で仕方ない癖に、どうする気もなかった。できもしなかった。だから、偉い人であり続けた。誰よりも。

 歴代のセルビアの主の中で、誰よりもセルビアの主であり続けて、終わるのだろう。命乞いをして偉い人らしく余命を繋ぐのか、偉い人の終わり方として毒を仰いで死ぬのか、裏に逃れて偉い人であり続ける作業を続けるのか、どれも彼の本意ではない、偉い人という存在として続き、終わるのだろう。]

(505) 2015/03/14(Sat) 04:05:02

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