そうだな、手紙だ。まずは手紙も申請して――…[そんな、細々とした兄としての心配。その裏に生まれた感情を、見逃すような弟では無かったのだろう。「あの変態王子をぶっ殺せれば、一番簡単なんだろけど…」自らの心を読んだかのような言葉に、息を飲み。見開いた目で、ディークを見やる。 …――動揺を、悟られないように]