[言い淀む唇。途切れる問い>>501こちらを覗きこむ双眸の色。どれも、彼が一つの推測に至りつつあることを知らしめた] ……、ええ。 きっと、貴方と。…同じように。[そうでなければいい、と柔和な青年のために願う気持ちが湧き上がったが、唯人がここに連れてこられた理由は、見当たらない。触れかけた腕の温度は――自分と同じ様に、熱を失ったのだろうか]