[一通り遊び、くたくたになって。喉の渇きを覚えて岩陰に走る。……砂はとても熱い。ステファンに入れてもらったアイスティー。ぬるいかな、と思いながら口を付けると……] ―――……なっ!! [なんとそれは、とても冷えていたのであった。確かにリエヴルは、「冷たい紅茶」とか指示していた。温くなく、けして冷えすぎず。絶妙な温度のアイスティー。でも、この、氷も溶けそうな炎天下。氷だって安くはない。どうやって――……]