[完全防備な様を見て、果たして医者はなんと言っただろうか。
装備を済ませて部屋を出ようとした時、脳裏に一つの企みがよぎった]
あのさ…ここ…
他の人が装備出来ないように、ちょっと荒らして行こうか…?
[例えば実弾を全部隠してしまうとか、マガジンだけ抜いてゴミ箱に捨ててしまうとか。
自分たち以外の誰かがここの武器を手にする事が、――それがガルーや海賊ならなおさら――まさしく脅威足り得ると考えたのだ。]
…いや!冗談ですよ。ちょっと気が動転してて。
[頭を振って思い直した。荒らしてしまったら再びここに装備を整えに来た時に自分たちが困るのと。
医者の返事があったかわからないが、もしあったとしても、きっと賛同は得られなかっただろうから。]
…よし。行きましょう。
[辺りを見回し、ドロイドの気配が無いことを確認して、部屋を出た。*]