人狼物語−薔薇の下国

355 グロリアス・マギカ・グラマーティオ-スブ・ロサII


高校二年生 ジル


 …………。

[朦朧とする意識をなんとか保てている。
重い瞼を開けば、先程兎を握り潰していた手が、吹雪を遮っていた>>497

   サシャ さ …………。

 ぼくは、へいき……だから

 ぼく より、みずに よわい、まじょを、たすけ て……。

[アヴェは既にジェムと化していただろうか。
力を失い円月輪ごと床に落ちた少年は、震える手でマフラーからジェムを一つ取り出し、自身の青へと当てる。]

[最後のひとつは――――どうしても使えなかった。]

(504) 2015/07/13(Mon) 00:00:25

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